- MRの将来について悩んでいる
- MRとして、どのような選択肢があるのか分からない
- どんなスキルが必要なのか分からない
MR氷河期時代を乗り切るにはどうすればいいのかな?
その会社で出世?
副業?
2020年現在
リストラやMRガイドラインへの対応よる不安などでMRの氷河期時代が続いています。
今後どのようなスキルをもっているMRが生き残るのでしょうか。
また、皆さんは将来のキャリアを考えていますか。
MRにはどんなキャリアがあって
それにはどんなスキルが必要なのかをざっくり紹介します。
将来のキャリアについて
将来の姿を皆さんは思い浮かべていますか?
「現状維持」がいいと言わずに、ぜひともいろんな姿を思い浮かべてほしいです。
現状維持でズルズル働くより、他の仕事を意識しておいたほうが
後々自分の身を守ることができます。
それでは
MRの将来のキャリアって何があるのでしょうか。
- MRのまま(現状維持)
- マーケティング職への移籍
- MSLへの移籍
- PMS・学術部門への移籍
- eマーケディング職への移籍
- 医療関係・MR以外の他職種への転職
- 他社MRへの転職
- セカンドキャリア(副業など)
- 医師、薬剤師、看護師、栄養士などの医療従事者
- ケアマネージャー・ヘルパーなどの介護職種
だいだいのMRは将来にむけて
営業職としてキャリアアップを目指します。
日本ではまだまだ年功序列制度が残っているので
年齢を重ねて、ある程度実績が伴っていれば給料水準は高くなっていきます。
わざわざリスクをとって転職せずとも、高い給料をもらえるのなら
営業職として頑張っていきますよね。
MRの平均年収(参考)
30代前半 ・・・600~700万円
30代後半 ・・・700~800万円
40代前半 ・・・900~950万円
40代後半以降・・・1,000万円以上
「2014年度のdodaデータ」や「MR Biz」等の転職サイトのデータを参考(平均値)。
私の給料は、この平均値より少なめでした。
1,000万円以上はおそらく管理職以上でしょう。
中年以上のMRは年収が高いため
なおさらMRとして、営業職としてのキャリアアップを図るのは当然ですね。
では
MR以外の選択肢はどうでしょうか。
- マーケティング職への移籍
- MSLへの移籍
- PMS・学術部門への移籍
- 医療従事者・他社MRへの転職
- セカンドキャリア(副業など)
マーケティング職
自社全体および個別製品の経営管理を担う仕事です。
経営企画職では、事業戦略に関する実行ロードマップの策定、成長戦略の策定・実行管理、
国内外関連部門との調整、PL管理などを行います。
新製品の上市に関わる価格戦略や販売戦略の策定から実行までを行います。
私の周りでもマーケティング職を目指しているヒトが多く、MRでは人気なのかなと思っています。
自社製品をただ売るのではなく、新薬の戦略立案やマネジメントができる点が魅力的です。
また、eマーケティング部門というデジタルツールを用いて戦略提案をする部門もあるようです。
ウチの会社にはないのですが、今後は増えていきそうですね。
MSL職(メディカル サイエンス リエゾン)
製薬企業などにおいて,販売促進を目的とせずに社内外において
医学的・科学的な面から製品の適正使用の推進や製品価値の至適化などを支援する職種。
疾患分野に対する高度な専門性と学術知識をもつ者をいう。
認証するのは個人ではなく「企業のMSL認定制度」です。
引用:http://therres.jp/1conferences/2015/JAPhMed2015/20150818154700.php
適応外薬や海外情報など一般MRでは情報提供がむずかしいものを扱うことができます。
学術派で医師と濃密なディスカッションをしたい方などにはおススメですね。
外資系のほうがMSLをしっかり配備しています。
確実にMSLになりたいのなら外資系の製薬会社に転職したほうでいいかもです。
PMS部門
PMS(Post Marketing Surveillance:市販後調査の略)部門は、
販売が開始された医薬品の有効性・安全性の確認と、市販前の治験で得られなかった新たな作用・
副作用に関する情報収集のために行われる調査を統括する部門です。
実際は安全性情報部などの部門名だと思います。
新薬の発売以降が特に忙しそうですね。
安全性情報の収集は製薬会社の責務の一つであるため、PMS部門は重要です。
学術部門
学術はMRにはなじみ深い部門です。
KOLなどに同行したり、日々様々な論文情報など発信してくれます。
MSLと違い、販売促進目的であるのでMRとの連携が不可欠です。
営業がイヤだけれどもMSLはしんどい方や勉強が好きな方におススメです。
他社MRや医療従事者への転職
転職では、他社MRが多いです。
外資系、内資系、コントラクトMRどこでもそうですが
新薬の発売前後での中途採用に食い込むのが勝率高そうです。
MR白書によれば2015年では62,504人から2018年だと58,580人に減少しています。
単純に4000人ぐらいは転職していっています。
受け皿は一体どこの会社だったのでしょうか。
また、薬剤師資格や看護師資格をもっていたら
そちらに転職するのも一つの方法です
セカンドキャリア(副業など)
セカンドキャリアは本業以外の業務のことです。
働き方改革で残業代が減った人々のなかには
セカンドキャリアで減額分をカバーしている人もいます。
行政も副業を推奨している中、やらないわけにはいきません。
副業を始めるなら、スキルを身に付けれるものがいいですね。
ただし、副業というように「業」が付いてる分
簡単に稼げれるものではないので、コツコツ気長にやっていきましょう。
短時間で10万円以上稼げるというものは基本的に詐欺ですのでお気を付けください。
キャリア実現に必要なスキルとは
MRのキャリアはいろいろありますが
それを実現するためにはどういったスキルが必要なのでしょうか。
スキル一覧
- コミュニケーション能力
- マネジメント力
- 語学力・英語力
- マーケティング力
- データ分析力・統計解析力
- プレゼンテーションスキル
- ITリテラシー
- セリングスキル
- MBA
- 中小企業診断士
- 医療経営士
- 医療経営コンサルタント
若者ほど語学力やデータ分析力などのスキルを求め
40代、50代はコミュニケーション能力やマネジメント力を求める傾向です。
若者ほどデジタル・グローバル社会に適応しようとしており
年齢の高い世代は持ち前のコミュニケーション能力にさらに磨きをかけています。
人生100年時代
50代・60代からITスキルや語学を勉強してもムダだという人もいますが
チャレンジを始めるのに遅いというものはありません。
実際に84歳でiPhoneアプリを作った女性がいます。
80歳から独学で作り始めたそうです。すごい人です。
皆さんもいろんなスキル習得に向けて勉強してみませんか?
意外に面白いと思うようなスキルに出会うかもしれません。
まとめ
MRの将来のキャリアとスキルについて紹介しました。
今回取り上げたキャリア以外にもまだあります。
そちらは別の記事で紹介します。
MRのまま現状維持で働くのもよいですが
他にも選択肢があるということも覚えておいてほしいです。
どの年代でも将来に対して不安に感じています。
不安に負けないようにするためには考え続けましょう。
人は漠然としたものや分からないものには不安を感じるものです。
自分の身を守るため、知識だけはドンドン取り込んでいきましょう。
自分には何があって、何が足りないのか。
将来どのような働き方をしたいのかを考えるきっかけになれば嬉しいです。
それではまた!
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