【薬局の現状】売り上げトップの薬局は?6万店の薬局時代到来

薬局業界
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おはようございます!

最近台風が多いですね(; ・`д・´)

皆さん気を付けて!

 

それはさておき

今回は薬局関連を書いていきます。

現在、薬局は6万店近くまで増え、コンビニより多くなっています。

MRとして薬局やドラックストアには訪問しますが

そういえば今どこが売り上げや人気が一番なのだろうかと考えました。

そこで今回、激動の薬局・ドラックストアの最前線を私のほうからお伝えします!(^^

 

薬局さんも大変です。ドラックストアは勢いがすごいです。

 

 

薬局業界での売り上げ上位グループは?

薬局と一口でいっても、業態は様々です。

ドラックストアは食品や化粧品を扱っていますし、調剤薬局は調剤のみですし薬局でも販売品は多様です。

ドラックストアと薬局の大きな違いは売上高に占める調剤比率にあります。

調剤とは、医師が発行する処方箋に基づいて医薬品をそろえて患者に提供する業務のことです。

 

 

調剤薬局とは    アイン薬局や日本調剤など

  • 調剤比率が売上高の大半を占める(8割以上)
  • 公定価格は政府が決めるため収益は安定している
  • ただし調剤報酬が下がると利益も下がる

 

ドラックストアとは ツルハドラッグやウエルシア薬局

  • 化粧品や食品など品ぞろえは多様
  • 利益率の高い医薬品で粗利を稼ぎ、他の価格を抑えて来店頻度を高めるビジネスモデル

 

 

 

この業界での売り上げトップはドラックストアです!圧倒的です!

 

やはり医薬品以外の売り上げが高いことが要因でしょう。

調剤グループでのトップはアインHDです。

 

2019年8月にマツモトキヨシとココカラファインが経営統合に向けた協議入りを発表しました。そうすると売上高だけみれば業界一位になるみたいです。

また、ドラックストアは3つのタイプに分類されます。

 

  1. 医療強化型         スギ・ウエルシアなど
  2. 化粧品強化型        マツモトキヨシ・ココナラファインなど
  3. 食品・ディスカウント強化型 ツルハ・クスリのアオキなど

 

タイプによって販売戦略も変わっていきます。

食品比率が高いコスモス薬品などは、販管費を抑えないと営業利益を確保できません。

稼ぎ方も各社各様なのですね。

 

 

ドラックストアの競争激化

ドラックストアと調剤薬局

売り上げ規模からみてもドラックストアが圧倒的で

市場も店舗数もドンドン増えてきています。

現状、店舗数は2万店、市場は7兆円ほど(2018年度)。

市場が伸びるため、大手は店舗数を増やすために首都圏での勢力拡大をもくろんでいます。

 

 

その筆頭は

「北のM&A巧者」北海道のツルハドラッグ (約2000店舗)

「西の爆安王」九州のコスモス薬品      (約1000店舗)

です。

 

先ほどのランキングでも上位の2社

ツルハドラッグは、M&A(企業の合併・買収)を繰り返して最大手まで上り詰めました。

ここ数年で広島県、愛媛県、静岡県の薬局を子会社化するなどかなーり積極的に全国展開しています。

 

コスモス薬品は、爆安王といういうように

いろんな商品がとにかく安い。

ドラックストアというより食品スーパーに近い業態であり

これにより消費者の来店頻度を上げているんですね。

戦略がすごいです。

 

【コスモス薬品が出店した地域では血の雨が降る】とまで言われるように

その地域では業績不振に陥るドラックストアが相次きました。

そのドラックストアを傘下に収めたのがツルハドラッグみたいです。

バチバチですね。おっかないです(; ・`д・´)

 

それらを迎え撃つ関東勢は

マツモトキヨシやウエルシア、サンドラックなどです。

そして、今コスモス薬品とやりあっているのが

関東以西を地盤とする石川県のクスリのアオキやスギ薬局です。

みんな頑張っています。

 

 

このツルハドラッグやコスモス薬品の猛攻によって

この業界はどうなっていくのでしょうか。

薬剤師さんの不足や人件費の高騰などでこれまでの通りの戦略がまかり通るかのか不透明ですしね。

 

我々消費者からすると安くなる分にはうれしいですね(^^

 

6万店規模の薬局 どうなる?

コンビニより多い薬局、その数6万店。

え?

Q 薬剤師さん足りてる?

A 足りてません!

 

そもそもなぜこれほど多くなったのか。

それは「医薬分業」です。

 

もともとは病院と同じ医療機関が経営する病院内の薬局で薬を受けとっていました。

ただそうすると、出せばさすほど儲かるシステムでした。

そのため「薬漬け医療」が蔓延しました。

 

それを改善するために政府が「医薬分業」を推進。

病院とは独立した薬剤師が処方箋をチェックすることで、不要な薬剤を減らそうという政策でした。

そうすると、病院外に薬局がドンドン新設されていき

そのうちドラッグストアも増えて今の状況になりました。

 

噂では3万店ぐらいまで減らすということもあるとか。

診療報酬改定で薬局は減益ですし、人材不足ですし……

 

国策で増えた薬局は今後、国策で淘汰されていってしまうかもしれません。

いやですねぇ。

 

 

まとめ

今回は薬局やドラッグストアについて調べてみました。

製薬業界と同じで思っていた以上に薬局業界は

生き残りに必死というのが分かりました。

ただその中でもドラッグストアはドンドン市場を伸ばしているのですね。

 

確かに周辺のドラッグストアの食品など安いですし

ついつい買いにいっちゃいますね。(^^

 

今後、薬局数は減っていくのか、ドラッグストアはコンビニの代わりになっていくのか等

非常に興味深いです。

 

薬局の社長さんにお話しを聞いても経営が難しいと仰っており

医療業界はどこも大変だぁと改めて感じました。

 

また新しい情報があれば更新していきます!

それではまた!

 

 

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