製薬業界に残るメリット・デメリット 【MRの転職】

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すも犬
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MRのリストラが多いですね

転職する人も多くなっていますね

 

2020年版のMR白書がでてきました。

それによると

「2020年3月末時点のMR総数は前年比2742人減の5万7158人となり

2年連続で過去最大の減少となった。」

 

 

減少の原因はやはりリストラ。

2019年・2020年も含めて大手製薬会社もリストラの嵐でした。

 

↓以下参考記事↓

 

 

 

そんな中、私も転職しました。

そこで改めてMRの転職について思うところをお伝えます。

製薬業界に残るメリットとデメリットってなんでしょう?

 

※あくまで個人の見解です。

皆さんの考え方と違う場合がございます。

 

 

 

 

MR白書2020年版についてはまた記事にします
↓2019年版↓

 

 

製薬業界に残る「メリット」

製薬業界に残るメリットは3つあると考えます。

 

  1. 福利厚生などが充実
  2. 以前より仕事が楽になっている(MRだけ?)
  3. 今後のいろんな環境変化を体験できる

ひとつずつ解説していきます。

 

 

福利厚生などが充実

転職して思いましたが、やっぱり製薬業界は

家賃補助や交通費などの支給はヒジョーーーに充実しています。

 

 

※私の例(MRのとき)※

  • 家賃は全額補助(上限あり)
  • 日当あり(非課税)
  • 自己投資の補助(書籍代など)
  • 車のローンやガソリン代、駐車場代の支援
  • 有給消化の推進で長期休暇が容易に実現

などなど

 

今はすべてなくなりました。

失ってから気づくのはいつの世も一緒ですね( ˘ω˘)

 

 

他の業界と比べても製薬業界は福利厚生がしっかりしているところが多いです。

もし利用されていない方がいたら一度どんな制度があるのか調べてみてください!

 

以外に使える制度があるかも?

 

以前より仕事が楽になっている(MRだけ?)

十数年前と比べて「接待」「お土産」がなくなり心身の負担が減っています。

また、令和の「コロナ騒動」により病院・クリニックなどでの訪問は自粛するようになりました。

 

 

プロパー(昔のMRの呼び名)や何十年前のMRの仕事量からすると楽になってきている印象です。

ただし、忙しいのは忙しいですよ!!

 

 

他にも

  • MRのガイドライン施行によりやれることが少なくなった
  • 卸さんとの朝礼や会議はZoomなどのオンラインで完結

 

営業所にいながら医師や卸さんとも面談できるようになりました。

それによりわざわざ長い距離を運転することも少なくなりました。

 

 

 

接待の禁止やコロナによる訪問自粛で夜遅くまで仕事することも少なくなりました。

MRのガイドラインにより正攻法でアプローチしなくてはならなくなりました。

 

やれることが少なくなったため、相対的に仕事が楽になってきています。

 

 

今後は分かりませんが、リモートなどが普及していけば

もっと楽になっていくかもしれませんね。

 

 

 

今後のいろんな環境変化を体験できる

現在、さまざまなオンライン化やリモートの普及により働き方がメチャメチャ変化しています。

新しいことに積極的に挑戦して、それを評価してもらえるチャンスです!!

 

 

製薬業界はアナログな業界であるので変化の幅が大きいです。

今後の世の中に適応していき働き方も新しくなっていくのを体験できるのは貴重です。

 

  • 紙の書類やパンフレットは電子化
  • 面談はオンライン化(Zoomなど)
  • m3などのMRと医師とをつなぐツール
  • Dr.joyなどの支援ツール

 

 

今後も便利なツールがでてきます。

使い方によっては売り上げに差がでてきますよね。

 

 

営業でも開発でも管理者でも

時代の変化に対応しつつ便利ものは使いまくって

いろんな提案・挑戦をしていきましょう!

 

絶対に上司や周りから評価されます!

 

 

 

 

製薬業界に残る「デメリット」

それでは、デメリットをみていきましょう。

 

私が考える製薬業界に残るデメリットはこれです!

 

  1. 1人の負担が大きくなる(一時的?)
  2. リストラの危機(社員数を減らす時期)
  3. 何をやるにも規制が厳しくなる

 

こちらもひとつずつ解説していきます!

 

 

1人の負担が大きくなる(一時的?)

私の前の職場でもそうでしたが

人手不足が原因で1人の仕事量が増えてました。

 

 

人手不足の理由としては

  • リストラ
  • 転職者多数
  • ITによる自動化で事務の方が消える

などが挙げられます。

 

 

全国的に管理職を減らしている会社も

入社2年目でもリストラの対象になった会社も

1人の担当エリア・担当施設を増やしいてる会社も存在しています。

 

 

そんな中、1人分の仕事量がどうしても増えてしまっています。

一時的なのかは分からないですが人手不足が続くと

この流れは加速していくかもしれません。

 

 

リストラの危機(社員数を減らす時期?)

一つ目と関連していますが

今は黒字経営でもリストラを断行しています。

 

特に最近は開発職・営業職問わずリストラの対象となっていますね。

何かしらのスキルがないとリストラ後の生活もキビシイです。

 

 

他社でも通じる可能性のあるスキル

  • マクロやVBAのようなエクセルスキル
  • マーケティングスキル
  • 希少疾患の知識
  • データ解析の経験

などがあれば転職はしやすいのかなと思ってます。

 

一つの会社に依存せずにどんな会社でもやっていけるスキルを習得してほうがいいですね。

働きつつ、学習していきましょう!

 

 

ただし、何も考えず「資格」をとるのはやめましょう。

資格をとって次の仕事に活かせるのなら問題ないですが

資格をとったら安心するといった理由でとるのはNG!

 

勉強するのにもしっかり考えてから取り組み

リストラにも負けない自分を作っていきましょう!!

 

 

何をやるにも規制が厳しくなる

昔と比べて「できないこと」が多くなってしまいました

 

 

医師に見せる資料を自分で作ってはダメ、

接待は禁止、

自社製品の勉強会でお弁当の提供禁止

などなど

 

 

他社との差別化のためやっていたことができなくなり

良くも悪くも「正攻法」でしかアプローチしにくくなっています。

 

 

接待や抜け道を探してアプローチするのが得意な方はキビシイ業界になってしまっています。

逆に、そういうことが苦手で愚直に「訪問回数」や「製品知識」で売りたい方には良いかも?

 

 

業界外からみた製薬業界の印象

なんやかんや書いてきましたが、製薬業界はデメリットはありますが

面白いし、収入的には安定してますので悪くない業界だと思います。

 

商売相手は医師なので、他では経験できないようなことも多々ありますし

価格交渉はしないので「知識」だけで売り込むのは楽しいです。

 

 

毎年の薬価改定、製薬会社への規制強化、病院の訪問自粛

メジャーな病気(高血圧、糖尿病、脂質異常症)の薬剤開発の難しさ、

開発コストの上昇etc

 

 

いろいろ荒波が吹き荒れていますが

業界の過渡期でもあり、新しい働き方を初めて経験できる良い機会だと思います。

 

 

迷っている方は

一度、就職してみるのをオススメします。

仕事量に対して収入も高いと思いますし!!!

 

 

MRの転職について まとめ

IT業界に転職してみて

製薬業界に対して思うところがあったので改めて記事にしてみました。

 

リストラや給料減額、負担増など言われていますが

悪くない業界だと私は思います。

 

医療業界に属しているので景気には左右されませんし

今後は高齢者が増えていくので売り上げも伸びる可能性もあります。

 

 

………行政が医療費削減で製薬会社へのイジメを強化するかもしれませんが。

 

 

今転職を考えている方や新卒の方は

今回お伝えしたメリットやデメリットをぜひ参考にしてみてください!!

 

何かあればご質問にもお答えします!

 

それではまた!

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