新入社員の皆さん
毎朝、卸を訪問していると思います。
そこで、MS(医薬品卸販売担当者)さんと話すと思いますが
正直何を話していいかわからない時ってありませんか?
医薬品卸販売担当者、医薬品卸売会社の営業職。
日本における「医療用医薬品」と「一般用医薬品(OTC医薬品)」の流通と情報提供を行う。
出典:ジョブメドレー
https://job-medley.com/tips/detail/1043/
上司からは
得意先との日々の面会内容を話しすればいいよ
そんなこと言われても
話せないわ!
最初のうちは面会内容など話せます。
だけどそう何度も話せたもんじゃなないですよね。
私も新入社員の頃、正直MSさんと何を話していいか分からなかったです。
ですが、先輩からある方法を教えてもらってすぐ実践したところ
ある程度は話せるようになりました。
今回は私が実践した方法をご紹介いたします。
解決策は「事前準備」をするだけ
解決方法は少し「事前準備」するだけです.
事前に
- 得意先の月ごとの実績(3か月ぐらい)
- 月の卸政策
- 新しいパンフレット持参(患者用・医師用どちらも)
上記を把握しておけば話し込みできます。
得意先の月ごとの実績(3か月ぐらい)
→減少していれば他社に取られていそう。増加していれば効果が認められてのかな?
横ばいであれば新規で処方されていなさそうと
いろいろ考えますよね。
その疑問点をMSさんに聞いてみたらその人なりの考えを教えてくれます。
邪険にされたら他の卸と協力するようにしましょう。
月の卸政策
→メーカーは月毎に卸向けに政策を企画・活動推進しています。
軒数政策や売上政策、アンケート政策と様々です。
MSさんは多くのMRと話をします。
正直一つ一つ会社毎の政策を覚えるのは難しいです。
こちらから話題を振ってみます。
「今月こういった政策があり、現在はこういった状況です。
この施設でアプローチできますか?」
当たり前の行動ですが、できていないMRも多いと聞きます。
新人の頃から得意先のことだけでなく
卸政策についてもしっかり考えていると思わせれば儲けものです。
政策は毎月似たようなものが多いので覚えるのは一瞬です。
邪険にされたら支店長に報告しましょう。
新しいパンフレット持参(患者用・医師用どちらも)
→MSさんは日々いろんな製品を扱っています。膨大です。頭パンパンになります。
そのような中で自社製品を宣伝してもらうにはパンフレットが最強ツールです。
加えて、製品のワンポイントを伝えましょう。
医師にプロモーションしてもらえるかもしれません。
ただし、製品パンフレットだけでは他社と差別化できないので
疾患啓発用パンフレットや製品の指導せんなどあれば持っていきましょう。
MSさんも製品よりかは疾患啓発や服薬指導せんのほうが医師や薬剤師に案内しやすいようで
感謝されます。
邪険にされたら医師に泣きつきましょう。
私が新人の頃は事前準備をせずに訪問していました。
話す内容はその場で思いついたものを中心に話していました。
もちろん、知りたい情報は上手く聞き取りできませんでした。
雑魚でした。
事前準備を意識して
何を聞きたいのかを整理する癖を身に付けたら
ある程度、話題には困ることは少なくなりました。
MS さんも朝は忙しい時間帯。
むやみやたらに話しかけられても正直困りますよね。
知りたい得意先の月ごとの実績を確認して
卸政策も一瞬で覚えて
パンフレットを持参したら
話せるようになります。
ただし、聞きたいことが特になかったら別に無理しなくてもよいですよ!
プライマリーMRや開業医担当MRはMSさんへの意識は大事
事前準備をしようと言ったものの.
MSさんに対して協力するメリットがないと思ったら
話をしにいくことはしませんよね。
MSさんと話をする必要性のある
- 生活習慣病の治療薬を扱うプライマリーMR
- 開業医担当MR
- 後発品MR
上記MRはMSさんとの協力はメリットがあるので積極的に話をしていきましょう!
では、MSさんと協力するメリットとは何でしょうか。
私が思う MS さんとの協力するメリットです。
- 軒数を確保してくれる
- 自分の会社にメリットのある価格交渉をしてくれる
- 得意先の先生の趣味や考え方、スタッフさんの情報を教えてくれる
自分ひとりでは収集できない情報を教えてもらえるのはメリットです。
軒数を確保してくれる
MSさんに依頼すれば
新薬や重要な製品を広めたい、売上を上げたいという時に
薬局やクリニックから注文がなくても積極的に納品してくれることがあります。
ただし、処方の見込みが当分ない薬剤や需要が少ない薬剤などは駄目です。
MRもMSも後で損するだけです。
軒数確保したい時はMSさんに頼んでみましょう。
自分の会社にメリットのある価格交渉をしてくれる
MSさんと仲良くしていれば、後発品や競合品の多い薬剤で
メーカーの負担がないように価格を安くしてくれて納品してもらうことがあります。
得意先が安さ重視の場合のみ有効です。
MRは価格に口出しできないためMSさんに頼むしかありません。
ここで仲良くしていると稀に協力してくれることがあります。
1円安くなっただけで自社製品が納品されたことがありました。
価格って以外と重要なのだと感じた一件でした。
得意先の先生の趣味や考え方、スタッフさんの情報を教えてくれる
MSはMRと同じく医師と面会してます。
MRよりも訪問頻度が高い施設もあり、医師の考え方やスタッフさんの詳しい情報を知っている
場合があります。
仲良くしていれば教えてくれるかもしれません。
今後、攻略したい医師や
これから新規開拓していく先生の情報を収集する際は
コソッと聞いてみましょう!
まとめ
今回は新入社員が悩みがちな MS さんとの話について書いてみました。
途中脱線しましたが
私が実践した内容は少しの「事前準備」です.
- 得意先の月ごとの実績(3か月ぐらい)
- 月の卸政策
- 新しいパンフレット持参(患者用・医師用どちらも)
どうせ毎日訪問するのだったら有意義な時間にしたいですよね。
ほんの少し調べるだけでよいのでお勧めです。
話題がなくなったらパンフレットの話をすればOKです。
「パンフレットのこのデータを使って一言だけでも案内してください!」
と伝えるだけでもよいです。
プライマリーMRや後発品MRにとってはなくてはならないMSさん
お互いに協力しながら気持ちよく仕事したいです。
今回も何かの参考になったら嬉しいです。
それではまた!
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