内臓脂肪が1kg増えると 糖尿病のリスクはどれだけ上がるのか?

脂肪 糖尿病ヘルスケア

最近お腹のお肉が気になっているすももです。

最近は糖質制限ダイエット中です。

 

 

今回は糖尿病と内臓脂肪との関係について、面白い記事がありましたので書いていきますね。

 

女性での内臓脂肪増加は糖尿病の発症リスクが高い?

今回の参考文献↓

スウェーデン・Uppsala UniversityのTorgny Karlsson氏・Nat Med(2019;25:1390-1395)

 

文献内では

女性で内臓脂肪量が2型糖尿病リスクに強く関連していることが明らかになったとのこと。

内臓脂肪1kg増加で女性では糖尿病のリスクが7倍に跳ね上がるようです。

 

 

これまで、糖尿病に関する研究において

内臓脂肪の蓄積が心血管疾患や代謝疾患、全死亡、心血管死、がん死の独立した危険因子であることを示した研究結果は報告されていたようです。

しかし、内臓脂肪の性格な測定は画像検査などが必要であったため、蓄積による詳しい影響は検討できていなかったとのこと。

 

 

今回の研究では

  • 英国の大規模コホート研究UK Biobankの参加者32万5,000例を対象                                (Biobankについてhttps://www.ncgg.go.jp/mgc/biobank/about.html
  • ゲノムワイド関連解析の結果、推定された内臓脂肪量に関連しているとみられる200超の遺伝子を同定。
  • 内臓脂肪量と高血圧、心筋梗塞、狭心症、2型糖尿病、脂質異常症の間に関連が認められた。
  • 2型糖尿病については内臓脂肪量が1kg増加すると2型糖尿病リスクは男性で2.5倍に上昇、女性では7倍に上昇。

 

 

内臓脂肪が増加すると、体に悪いことは感覚的に皆さんも理解していましたよね。

今回の試験結果で内臓脂肪増加の悪影響について詳しいことが分かったようです。

びっくりしたのは男性より女性のほうがリスクが高くなるのですね。なぜなんでしょうか。

※分かりましたら追記しておきます。

 

 

見た目が太っていなくても内臓脂肪を蓄積しているかも

見た目が太っていたら、内臓脂肪も多いということはすぐに分かりますが

いわゆる隠れ肥満の方って見た目じゃ判別できないですよね。

「見た目はスリムなのに、お腹だけぽこっと出ている」なんて方の多くは体脂肪率の多い隠れ肥満である場合があります。

 

そのような方に共通なことはいくつかあります。

  • 高カロリーな食べ物を好む
  • 揚げ物が好き
  • お酒を飲む
  • タバコを吸う
  • 夜型の生活スタイル

 

私は3つほど当てはまりました。気を付けます。

 

 

また、内臓脂肪は皮下脂肪と比べると「つきやすく、落としやすい」特徴があるようです。

ですので、ダイエット後のリバウンドは皮下脂肪より内臓脂肪のほうが体内につきます。

過度なダイエットを繰り返すと内臓脂肪がつきやすい体になる可能性がありますね。

 

著者・共同研究者コメント

研究者は「男性と比べて女性では内臓脂肪と疾患リスクの間により強い関連が認められたが、この結果にはわれわれも驚いた」

とコメント。

今回開発した内臓脂肪量を推定するモデルについて「一般クリニックでも内臓脂肪量の測定が可能になる」とのことで

「糖尿病や心血管疾患を発症するリスクが高い人の同定に役立つのではないか」と期待を示しているようですね。

 

 

事前にリスクの高い患者が分かれば、より的確な対策ができます。

生活習慣病の患者は非常に多いですが、患者自身が自分の体について知っておけば

意識向上につながり、生活習慣の改善も自ら進んでやってくれるのではないでしょうか。

今後に期待です。

 

まとめ

今回、内臓脂肪の増加と糖尿病についての研究結果をご紹介しました。

やはり脂肪の溜め込みすぎには注意ですね。

見た目がやせ型でも実は内臓脂肪を溜め込んでましたっていうのも怖いですね。

 

やはり生活習慣病対策としては

普段から、食べ過ぎない・運動する・筋トレするを心掛けないとですね!

MRは座りっぱなしの時間が多いので意識的に取り組む必要があります。

 

私も頑張ります( `ー´)ノ

それではまた!

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