皆さんは先入観や思い込みに振りまわされて失敗したことはありますか?
私はあります。
- いつも車が少ない道路だから速度を遅くしなくても大丈夫だろう。
- 例年簡単な試験だから今年も大丈夫だろう。
- 月末仕事の依頼をしたら必ず受けてくれるから今回も大丈夫だろう。
→結果
- 事故を起こしましたし
- 難しい試験で不合格になってしまったり、
- 仕事を受けてもらえず計画数字を達成できなかったりしました。
小さい例ですが
先入観があるとどうしても楽観視してしまい失敗することがあります。
このような失敗しないための知識としてある書籍を今回ご紹介します。
※紹介する書籍
題名:FACT FULNESS
~10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣~
著者:ハンス・ロスリング
簡単にご紹介します!
今までの先入観や思い込みを見つめ直すいいキッカケになります。
FACT FULNEESとは
まずタイトルのFACT FULNEESですが
FACT…事実
FUL NESS…満たされている
思い込みを排除して客観的なデータや事実を基にして物事を考えよう
という趣旨です。
この本では
現在の世界情勢について正しいデータを用いながら
私たちの思い込みをぶっ壊してくれます(^^)
では正しいデータや思い込みって具体的になんなのでしょうか。
世界についての間違った認識
まずは多くの人が間違って認識しているものについて紹介です。
その前に
この本の冒頭で13個のクイズが出題されています。
3つだけ抜粋
A,高所得国
B,中所得国
C,低所得国2、世界人口のうち、極度の貧困で悩んでいる人の割合は過去20年でどう変化したか?
A,約2倍になった
B,変わらない
C,半分になった3、15歳未満の子供は、今20億人います。2100年には子供の数は何人になるか?
A,20億人
B,30億人
C,40億人
正解は
1、中所得国
2、半分になった
3、20億人
他にも質問がありますが
ほとんどの質問の正解率はかなり低かったようです。
この13個の質問
専門家やジャーナリストにも聞いたようですが
正解率はチンパンジー以下だったようです。
チンパンジー以下というのはこの本にでてくるもので、
ランダムに答えた正解率(33%)以下という意味です。
面白い表現ですね(^^)
このように常識だと思っていた世界についてでも
ほとんどの人は間違ってしまうようです。
これは頭の善し悪しが問題ではなく、別にあります。
先入観や思い込みの原因
知識があったら先入観や思い込みを乗り越えれるのか。
結論、それは難しいです。
人間には10個の本能があり
その本能が世界を正しく認識させていません。
1 分断本能
2 ネガティブ本能
3 直線本能
4 恐怖本能
5 過大視本能
6 パターン化本能
7 宿命本能
8 単純化本能
9 犯人探し本能
10 焦り本能
今回は1つだけ紹介します。
直線本能とは…
→グラフは真っ直ぐになるだろうという思い込み
例
世界の人口はひたすら増え続けている
実際は
→2100年ほどで横ばいになり、110億人ほどで頭打ちになる。(現在76億人)
他の本能についても事実を捻じ曲げて理解してしまう危険性のあるものばかりです。
これら本能を抑えることで知識がなくても物事を正しく認識できるようになります。
FACTFULNESS まとめ
今回はFACT FULNEESを紹介しました。
私たちは先入観や思い込みで世界を間違って認識してしまっています。
この本の中で語られている
10個の本能を上手くコントロールすることで
事実に基づく世界の見方ができるようになります。
この本を見て学べば
きっとチンパンジーにも勝てるようになります!
ちなみに
私はチンパンジー以下でした(^^)
変な先入観や思い込みで失敗しないためにも
この本はいかがでしょうか?
きっとあなたの世界も広がります。
今回もご覧いただきありがとうございました。
何かの参考になれば嬉しいです(^^
それではまた!
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