【脱会も念頭に】自社株をすぐに売るべき 3つの理由 【持ち株制度】

お金

皆さんは持ち株制度を利用していますか?

 

 

すすも犬
すすも犬

新入社員の頃、わけも分からず加入した自社株を買う制度ね!

私と同じく

新入社員の頃わけも分からず申請した方は多いのではないでしょうか。

 

 

持ち株制度とは
従業員が毎月一定の金額を出して共同で自社株を買い付けていく仕組み。

 

持ち株制度って何?!

得なのか分からない!

そんな方に向けて今回、私なりの考えをお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

持ち株制度って?

持ち株制度とは

従業員が勤務先の会社の株を共同で購入し

購入後、給料から天引きした額に応じて再分配するシステムです。

 

例えば、5000円分購入したら、5000円分の株を取得できるというものですね。

 

持ち株制度を福利厚生の一つとして導入している企業は多いです。

 

 

 

 

 

もう少し詳しく

持株会という法人を設立して、そこに従業員が加入します。

原則、2名以上の従業員の加入で設立可能な民法上の組合で、従業員は自由に加入、脱会できます。

その持株会が従業員からお金を集めて(給料天引き)自社株を買って従業員に配当していきます。

 

この持ち株制度

メリットはあるのですが、私は結局脱会してしまいました。

私個人的な意見としては

自社株は売って脱会するべきだと考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

自社株を売るべき 3つの理由

では、なぜ持ち株を売るべきなのか。

理由は3つ。

 

  1. 自社への集中投資である
  2. 流動性がない
  3. 株主優待がない

 

共通していえることは

自分の資産を自分でコントロールしずらい点です。

 

私の投資の目的は

より豊かに、より楽に生きることですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

【理由①】自社への集中投資である

 

 

持ち株制度は

自社への集中投資であり、リスクを分散しきれていない点が怖いです。

 

自社株を買うということは会社とは運命共同体になります。

業績が良ければ、資産は増えますし

悪ければ減っていきます。

 

もし引き出したいタイミングで業績が悪ければ株価も悪くなっており

損してしまう可能性があります。

 

 

私が新入社員の頃から積み立てていた自社株を結婚資金に使うため

引き出そうとしていたところ

運悪く、うちの会社は業績が悪化していました。

 

結局、損した状態で引き出すハメに…(; ・`д・´)

 

 

すすも犬
すすも犬

自社株を売るほどお金がない状態で

結婚式をするなというツッコミがきそうですが…

 

 

昨今の製薬会社はリストラが多発しています。

 

好調な業績のときにリストラをする会社もありますが

基本的に業績が悪くなり人件費削減のためにリストラをする企業が多いですよね。

 

 

もし自分がリストラの対象となったときに

 

  • 自社株という資産は減っている
  • 自分は職を失う

 

といったことになります。

 

 

 

自分の会社が好きで

自社株を買うことでモチベーションが上がる!という方なら買っても良いとは思います。

 

 

 

 

私はそうではありません。

 

1つの会社への集中投資はリスクを分散しきれていないため

持ち株制度は利用しません。

 

 

【理由②】流動性がない

 

売るときの手続きが非常にメンドクサイ。

 

 

売りたいときに直ぐに売れないは厄介です。

 

 

持ち株制度は

インサイダー取引違反の防止のために

インサイダー情報を保有していないということを証明しないと

証券会社側も売買を引き受けすることができない仕組みになっています。

 

インサイダー規制の要約
→規制の対象者が、会社の重要事実を知りながら
その情報が公表されるまえにその会社の株券や新株予約権証券などを売買すること

 

 

SBI証券などで株を売りたいときはクリック一つですぐにできるのに

持ち株を売るときは

人事に申請→上司に申請書を提出→本部の担当部署で審査→許可が下りて、自分で証券口座から売却

一連の流れで売却まで1か月ほど。

 

長い!手続きが長い!

 

 

長いうえに、売却が上司にバレるため

何かと

  • 今は売らないほうがいい!
  • 脱会すると損だ!
  • 次に入会するのが大変だ!

 

いろいろ言われます。私はいろいろ言われました( ゚Д゚)

 

 

 

よって資産の流動性がないのに加えて周囲からの説得がめんどくさいため

 

二度と持ち株会には入会しません!

 

 

【理由③】株主優待がない

株主優待がもらえないのもネックです。

 

 

持株会で株を買うと、証券会社の個人口座ではなくて持株会で管理されます

そのため、持株会に株がある状態では株主優待を受け取ることはできません。

 

 

ただし、個人名義なら優待はもらえるので
持株会名義から自分の名義に変更するという方法はあります。

 

 

持ち株にもメリットはあるのか?

では持ち株にメリットはあるのでしょうか。

上司や同僚から言われたことを羅列していきます。

 

  • 奨励金がある
  • 少額から投資できる
  • 知らぬ間に財政貯蓄できる
  • キャピタルゲインがもらえる

 

 

 

 

※奨励金がある

奨励金率が10%だと1000円拠出すれば100円分、会社が出してくれて、1100円分の株が買える。

 

→あくまで拠出額に対しての奨励金であり、積立金額全体に対してではない

20万円積み立てがあっても、20万に奨励金がつくのではなく、あくまで月々の拠出額への奨励金。

長期的な投資を考えるのであれば複利でも何でもない奨励金の利率は非常に低くなります。

資産を増やすのが目的であれば、威力が弱すぎる。(エクセルでIRRを計算すれば一発です)

 

参考動画・サイト

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有
IRR(内部収益率)をわかりやすく解説、利回りとの違いやエクセルでの計算方法 | 1億人の投資術
投資リターンを測る便利な方法に、「IRR(内部収益率)」があります。 IRR(アイアールアールと読みます)は、

 

 

 

※少額から投資できる

→1株から取引ができるSBIネオモバイル証券で十分

SBI証券(旧:SBIネオモバイル証券)
SBIネオモバイル証券はSBI証券と経営統合(合併)しました

 

※知らぬ間に財政貯蓄できる

→SBI証券や楽天証券で自動積み立てのインデックスファンドでも可能。

わざわざ持ち株をする必要はないかも。

 

 

※キャピタルゲインがもらえる

→他の方法でもキャピタルゲインを貰えるのに

わざわざ流動性の悪い自社株はイヤですね。

 

 

 

現状、持ち株制度は

メリットよりデメリットのほうが目立っているのかなと思っています。

今後、何か改善されてメリットの部分が大きくなれば再度入会するかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

今回は持ち株制度についてでした。

 

  1. 自社への集中投資である
  2. 流動性がない
  3. 株主優待がない

 

私の現状の投資の目的は資産を増やすこと。

メリットがあまりなく、デメリットが多い中

持ち株制度を利用する意味はあまりないと考えます。

 

 

何かの参考になれば嬉しいです。

それではまた!

 

 

 

コメント